冬眠明けの動物が危険な理由とは?春に増える獣害と今すぐできる対策


クマによる人身被害件数は2023年に219件と過去最多水準に達した。出没件数との連動性も明確に見られる。(出典:環境省)
ドングリの豊凶とクマ被害
春にクマが急増するメカニズム
ドングリ不作とクマ出没の連鎖
イノシシの農地破壊被害は春(3〜5月)に突出して増加する。農作物被害は秋にも高い水準を維持する。
シカの被害規模推移

シカ対策の基本はワイヤーメッシュ柵または電気柵ですが、シカは跳躍力が非常に高いため(最大2m以上)、柵の高さが1.5〜2m以上必要です。低い柵はシカにとって「越えるだけ」の障害物にしかならないため、高さの確保が最優先事項です。

春の農作業開始前に柵の点検・修繕を行うことが非常に重要です。冬の積雪や凍結で柵が変形・倒壊していることが多く、シーズン開始直後の被害はこうした点検不足から起きるケースが多くあります。農地周辺の藪・草の管理により、シカが身を潜めながら農地に接近できる環境を排除することも有効な予防策です。捕獲についてはくくり罠と銃猟の組み合わせが効果的で、地域ぐるみで計画的な捕獲圧をかけることが個体数管理の鍵となります。

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Author: shintei